──「できる」ではなく「証明できる」自分になるために
これからのキャリアを考えるとき、
「何ができるか」よりも
「何を根拠に語れるか」が、ますます重要になっていると感じています。
IT、AI、マネジメント、対人スキル。
これらは今や珍しいものではありません。
- AIを使っています
- ITを勉強しています
- 部下との面談をやっています
こうした言葉自体は、誰でも言える時代です。
だからこそ、その先の問いが必ず生まれます。
どの程度、理解しているのか
どのレベルで、再現できるのか
それを、どうやって証明できるのか
私はこの問いに対して、
「資格」という形で一度きちんと答えを出してみようと思いました。
この記事では、
- なぜ 人 × テクノロジー がキャリアの軸になると考えたのか
- なぜ「資格」という手段を選んだのか
- 特に 人(対人・マネジメント)に関する資格 をどう整理し、どの順で取ると良いと考えたのか
を、整理して書いています。
なぜ「人 × テクノロジー」がキャリアの軸になるのか
テクノロジーの進化は速く、容赦がありません。
- AIの進化
- 業務の自動化
- 仕組み化・効率化の加速
これらは確実に仕事の形を変えています。
一方で、現場を見ていると、
最後に成果を左右しているのは、やはり「人」だと感じます。
- 不安を抱えた部下にどう向き合うか
- 失敗した人をどう立て直すか
- チームの空気をどう整えるか
これらは、ツールだけでは解決できません。
テクノロジーだけでも、人だけでも足りない
テクノロジーだけを理解していても、
人が動かなければ成果にはつながらない。
人の気持ちだけを理解していても、
仕組みがなければ属人化し、再現性が生まれない。
だから私は、
人を理解し、仕組みで支え、テクノロジーで加速できる人
この立ち位置が、これからの時代に強いと考えています。
「できます」ではなく「証明できる」状態をつくりたい
問題は、ここです。
「AIを使える」「ITを理解している」「人と向き合っている」
これらはすべて 自己申告 です。
自己申告は、どうしても弱い。
そこで私は、
第三者の基準で説明できる形を持とうと考えました。
資格は万能ではありません。
資格を持っているだけで、実務ができるわけでもありません。
ただ、資格には明確な役割があります。
- 学習範囲が定義されている
- 一定の理解度を外部基準で示せる
- 「どこまで学んだか」を短い言葉で説明できる
つまり資格は、
能力そのものではなく、
学習と理解の到達点を示す「証拠」
だと考えています。
今年の方針:3つの軸
私が今年、意識的に揃えようとしている軸は3つです。
- IT(基礎の体系化)
- AI(理解と判断の軸)
- 人(対人・マネジメント)
この記事では、この中でも特に
「人」に関わる資格 に焦点を当てます。
人(対人・マネジメント)関連資格の整理
目的は明確です。
- 部下との面談、1on1の質を上げたい
- 人を「動かす」ではなく「前に進めたい」
- 管理職として、安心感と再現性を持ちたい
この目的に対して、検討した資格は以下です。
- コーチング
- NLP
- メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種
- 産業カウンセラー
- (参考)交流分析
- (参考)メンタル心理カウンセラー
- (将来)キャリアコンサルタント(国家資格)
ここからは、実務でどう効くかという視点で整理します。
① コーチング
── 1on1の質を上げ、人を前に進める技術
コーチングは、
「答えを与える技術」ではありません。
相手が自分で考え、納得し、行動に移る
そのプロセスを支援する技術
面談の場面でよく起こるのは、
- 上司が話しすぎる
- 正解を提示しすぎる
- 部下が「聞いて終わり」になる
コーチングを学ぶことで、
- 話す量のバランスが変わる
- 質問の質が変わる
- 面談の最後に「行動」が残る
という変化が起きます。
勉強時間の目安:20〜40時間
資格区分:民間資格(団体差あり)
1on1適性:非常に高い
管理職が「今すぐ面談を改善したい」なら、最優先候補です。
② NLP
── 伝え方の精度を高める補助技術
NLPは、
言葉・非言語を通じて、
相手の反応や理解を調整する技術
です。
同じ内容でも、
- 伝える順番
- 表現の選び方
- 相手の思考タイプ
によって、受け取られ方は大きく変わります。
NLPは、コーチングの効果を高める補助として非常に相性が良い一方、
単体で使うと「テクニック先行」に見えることもあります。
勉強時間の目安:10〜30時間
資格区分:民間資格
位置づけ:コーチングの補強
③ メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種
── 管理職のための心理安全装置
この資格は、
人を前に進めるための資格
というより
人を壊さないための資格
です。
- 不調のサイン
- NGな声かけ
- 初期対応の考え方
- 組織としての責任
を体系的に学びます。
管理職として「知らなかった」では済まされない領域を、
最低限カバーできる資格だと感じています。
勉強時間の目安:20〜30時間
主催:大阪商工会議所
評価されやすさ:高い(社内説明しやすい)
④ 産業カウンセラー
── 深く人の心を扱う専門資格(将来枠)
産業カウンセラーは、
民間資格ではありますが、性質はかなり専門的です。
- 傾聴訓練
- 実技(ロールプレイ)
- 感情の受容
- 職場ストレスへの理解
「支える」「受け止める」ことに重きを置いた資格です。
一方で、
- 行動を促す
- 成果に結びつける
という管理職の役割とは、少し方向が異なります。
勉強時間:150〜200時間以上
位置づけ:将来的に取りたい資格
総合順位(人関連資格)
私自身の目的に照らして、以下の順位に整理しました。
- コーチング
- メンタルヘルスマネジメントⅡ種
- NLP
- 産業カウンセラー(将来)
理由は明確です。
- まず現場を変える
- 次に安全性を固める
- その後、精度を上げる
- 深掘りは余力が出てから
人 × テクノロジーを「語れる」状態へ
最終的に目指しているのは、
- 人の話を聴ける
- 人を前に進められる
- 仕組みで支えられる
- テクノロジーを理解して判断できる
この状態です。
「できます」ではなく、
「ここまで学びました」と説明できる状態。
資格はゴールではなく、
そのための通過点だと考えています。
おわりに
キャリアに正解はありません。
ただ、何も考えずに流されるより、
一度立ち止まって「軸」を決めることには意味がある。
私は今年、
人とテクノロジーの両方を、形として残す
この方針で進みます。
同じように、
- 管理職として悩んでいる人
- 人と向き合う仕事をしている人
- テクノロジーに振り回されたくない人
の参考になれば幸いです。