学習の継続は、一見すると地味な作業の積み重ねのように見えます。しかし実際に取り組んでみると、どんなにモチベーションが高い人でも途中で「これ、ちゃんと身についてるのかな」「今日やる気が出ないからいいや」と思ってしまうことがあります。私も例外ではなく、未経験からエンジニアを目指す勉強を始めた当初は、何度も「もう少しサボろうかな」と思う瞬間がありました。
そんなときに強力なサポートになってくれたのが、Studyplusという学習記録アプリと、日常的に使っているiPhoneのメモアプリです。これらを活用することで「自分がどれだけ学習したか」が可視化されるようになり、モチベーションを維持しやすくなったのです。さらに、自分が頑張った記録がはっきり残るので、自信にもつながると感じています。
知人のエンジニアの方の話を聞いていると、「学習ログがしっかり残っていると転職活動の際にアピールしやすい」とよく耳にします。面接官から『どれくらい学習を積み重ねていますか?』『具体的にはどんな教材を使いましたか?』と質問されたときに、きちんと記録を見せられると説得力があるというのです。そういった意見を参考に、私は自分なりに学習ログを残す工夫をしており、今後面接を受けるときには「こんなふうに記録してきました」とアピールできればいいなと思っています。
この記事では、私が実際にStudyplusとiPhoneのメモアプリをどのように使っているのか、具体的な方法や得られた効果を詳しく解説します。学習継続に悩んでいる方や、記録をしっかり残しておきたいという方の参考になればうれしいです。
1. なぜ学習記録を残すのか
1-1. 学習記録の重要性
「学習記録なんか付けている暇があったら、その分勉強したほうがいいのでは」と思う方もいるかもしれません。確かに、一見すると記録をつける作業は遠回りに見えます。ですが、実際にやってみると、記録すること自体が学習効率を上げる鍵になると感じています。
私は学習記録をつけ始めるまでは、「今日は何時間くらい勉強できたかな」「先週はどれくらいやっていたかな」と自分でも曖昧なまま過ごしていました。そうすると、ある時「全然進んでいないかも……」という不安に駆られてモチベーションが下がったり、逆に「最近そこそこ勉強できている気がするから大丈夫だろう」と根拠のない自信を持ったりしてしまいがちでした。
ですが、きちんと記録をつけるようになると、「今日はこれだけ勉強できた」「今週は先週より多く学習時間を確保できた」など、客観的な数値で振り返ることができます。これは想像以上に大きな変化です。何かを継続するときに、可視化された実績があるのとないのとでは、気持ちの持ちようがまったく違うと感じます。
1-2. 転職や面接でのアピール材料になる可能性
知人のエンジニアや転職経験者に聞くと、未経験からエンジニアを目指す場合は「学習記録がアピールポイントになり得る」とのことでした。面接官が『どれくらい努力しているか』を見極める際、口頭で「毎日やってます」と言うだけよりも、実際にグラフや具体的なログが見えるほうが信憑性が高いという話です。
そのため、私は「いずれそういう機会が来たときに、記録をまとめて提示できるようにしておこう」と考えるようになりました。実際、学習ログをつけていると、自分が頑張った軌跡がはっきり残るので「やってきたんだ」という自信にもつながっています。まだ面接に使ってはいないものの、いざというときの備えと思えば続けるモチベーションにもなるのです。
2. Studyplusとは
2-1. アプリの概要
Studyplusは、学習時間や勉強した内容を手軽に記録・管理できるアプリです。無料で使えるうえに、スマホだけでなくPCからもアクセスできるので、どんな環境でも学習データを更新できます。科目別に勉強時間を記録したり、同じ教材を使っているユーザーと交流したりできるSNS要素もあるのが特徴です。
私がStudyplusを導入した理由は、「もっと客観的に学習時間を把握したい」「誰かと励まし合いながら勉強を続けたい」という思いでした。App Storeで見つけて「試しに使ってみよう」とダウンロードし、最初は手探り状態で使い始めましたが、今ではなくてはならないツールになっています。
2-2. 基本的な使い方
Studyplusの使い方はシンプルです。自分が使っている教材や勉強科目を登録し、学習時間を入力するだけです。たとえば「ドットインストールで20分」「Udemyの講座を45分」「書籍Aを30分」と細かく分けてもいいですし、「合計2時間」とざっくりまとめてもOKです。私は教材ごとに記録を分けたいタイプなので、なるべく細かく分けて入れています。
記録画面では、日・週・月単位でどれくらい学習したかがグラフで表示されます。これを見ると「今週は先週より30分多く勉強できてる」「昨日は思ったより短かったから今日頑張ろう」など、数字ベースで行動を調整しやすいです。学習ってどうしても目に見えづらい活動なので、可視化されるだけで気分が違います。
2-3. SNS機能で仲間を見つける
StudyplusにはSNS的な機能があり、同じ学習目的の人や同じ教材を使っている人がどんな勉強をしているかを覗けます。私も最初の頃は、プログラミング関連のコミュニティやタグをフォローして、自分と似たような境遇の人の記録を見ながら励みになっていました。コメント欄で情報交換することもあるので、独学でも孤立しにくいです。
3. iPhoneのメモアプリを使う理由
3-1. すぐに書き留められる便利さ
Studyplusは学習時間を記録するのに非常に便利ですが、「学習中に出てきた疑問点やアイデアを細かくメモしたい」という欲求もありました。例えば「このエラー、原因は何だろう?」「このメソッドはこういうパターンでも使えるのかな?」など、勉強の最中に思いつくことをすぐに書いておきたかったのです。
iPhoneのメモアプリは、起動が早くていつでもどこでも使えるので、ちょっとした疑問をすぐに書き留めるのにぴったりです。電車の中や休憩時間など、パソコンを開かないような場面でもサッとメモを起動してテキストを残せるため、アイデアや疑問を逃さず記録できます。
3-2. セクション分けやチェックリストで整理
iPhoneのメモアプリはシンプルですが、段落見出しやチェックリスト、写真・画像の添付など機能が意外と充実しています。私の場合は「今日やったこと」「疑問点」「エラーとその解決策」など、いくつかのセクションを作って一日の終わりにまとめることが多いです。書きっぱなしにしないで後から見返すことで、自分がどんなポイントでつまずきやすいかも把握できるようになりました。
3-3. 書くことで理解が深まる
文章化のメリットは想像以上に大きいと感じています。人に教えるとき「教える側が一番勉強になる」と言われますが、それと同じように、自分の学習過程を言葉にすることで理解が深まるのです。特にエラー対応の記録は後で見返すと「あの時はこんな調べ方をしたんだな」と自分なりの対処法を再確認でき、同じトラブルにぶつかったときの処理が早くなります。
4. Studyplus × iPhoneメモアプリの併用方法
4-1. 学習時間と内容を分けて管理
最初は何でもかんでもiPhoneメモで管理していたのですが、学習時間のデータ化に関してはStudyplusのほうが圧倒的に便利だと気づきました。そこで私は「学習時間はStudyplusに入力」「学習内容の詳細や疑問点はiPhoneメモに書く」という二段構えのスタイルを採用しています。
具体的には、今日学習に費やした時間をStudyplusに書き込んだあと、iPhoneのメモには「その時間内でどんなことを勉強したか」「どこがうまくいかなかったか」「どんな解決策を見つけたか」を簡単に残す感じです。こうすることで、データ面はStudyplus、テキスト情報はメモアプリと、役割がハッキリ分かれて混乱しません。
4-2. 週1回まとめてStudyplusにも記録を移す
とはいえ、Studyplusにもコメントを書けるスペースがあります。私は週に1回くらい、iPhoneメモに書き溜めていた学習内容をまとめてStudyplusに投稿することが多いです。すると「今週こんな感じで勉強したんだ」と一望でき、コミュニティの仲間にシェアしやすくなります。反応があるとやはり嬉しいですし、モチベーション維持に効果的です。
4-3. 学習計画の立案にも役立つ
記録が蓄積してくると、「先週は何を重点的に学んだか」「今週はどの分野を重点的にやろうか」が見えやすくなります。Studyplusのグラフや数字と、iPhoneメモのテキスト情報を照らし合わせて、「JavaScriptはよく勉強してるけどアルゴリズムはサボり気味だな」「HTML/CSSの復習を入れないと忘れそうだな」など、次の学習計画を立てやすいです。やるべきことがはっきりすると、迷いなく勉強に取りかかれるようになります。
5. 記録が続かないときの対処法
5-1. 完璧を求めすぎない
学習記録は続けることが大事ですが、最初から完璧主義でやろうとすると挫折しやすいです。毎日詳細に時間と内容を残していくのは意外と大変なので、私は「最低でも学習時間だけはStudyplusに入力する。余裕があればメモアプリにも書く」くらいの柔軟なルールにしています。
5-2. 過去の自分と比較する
Studyplusでグラフを見たり、メモを読み返したりすると「先月の私は1日30分しか勉強していなかったのに、今は1時間できてる」とか「あの時のエラーはもう当たり前に処理できるようになったな」と気づく瞬間があります。これこそが学習記録の最大のメリットかもしれません。自分が積み重ねてきたものが数字やテキストで残っていると、「確実に成長してる」という実感が得やすいです。
6. 将来の面接での活用を想定して
6-1. 周囲のエンジニアやネット情報から学んだ面接のアピールポイント
知人のエンジニアや転職経験のある方に「どんな学習をしてきたかは面接で必ず聞かれる」と伺いました。ネットでも同様の意見が多く、未経験であればなおさら「どれくらい学習を積み重ねているか」を具体的に示せると面接官にアピールしやすいというのです。
そのため、私は学習ログをしっかり残しておくことで、いざ面接の機会が来たときに「これだけの時間、この教材を使って、これくらい理解を深めてきました」という話をできるように準備しています。まだ使った実績はないですが、面接で問われたときに見せられるログがあるというだけで、少し安心感が違うと感じます。
6-2. 「自分が頑張った記録」が残る安心感
何より学習ログが残るのは、自分が頑張った証拠が目に見える形で積み上がるという安心感があります。誰しも、「この学習本当に身になっているのかな」と不安になるときがあると思いますが、記録があれば「ここまで進んできた」と振り返ることができるのでモチベーションがぐっと高くなると感じています。面接云々に限らず、学習を続ける自分自身への励みになるという点でも、大きな意味があると思います。
7. 具体的な活用術ステップまとめ
ここまでの内容を踏まえて、私が実践している「Studyplus × iPhoneメモ」併用術を簡単に整理します。
- iPhoneメモに細かな学習内容をサッと書く
- 学習中に出た疑問点やエラー解決法などをその都度メモ
- クラウド同期でデバイスを問わずアクセス可
- Studyplusに学習時間を記録
- 今日は合計何時間か、教材ごとに何分かなどを入力
- 簡単に棒グラフや円グラフで可視化される
- 週に1回程度、メモの内容をStudyplusにまとめて投稿
- 詳細はメモに残っているので、そこから抜粋してStudyplusに反映
- SNS的な機能で仲間と交流すると、さらにモチベーションアップ
- 学習計画の立案・見直し
- Studyplusのグラフとメモアプリの内容を見比べて、弱点や偏りを確認
- 翌週の学習計画を立てる
- 面接への備えとしてログをストック
- まだ実際に使ってはいないものの、いざというときに見せられるように準備
- 自分が頑張った証明になるので、やる気もアップ
8. まとめ: 記録術でモチベーションも自信もアップ
StudyplusとiPhoneのメモアプリを組み合わせた学習記録術は、私にとって以下のようなメリットをもたらしてくれました。
- モチベーション維持
- 学習量がグラフで可視化されると「あともう少し頑張ろう」という気持ちになる
- メモを読み返すと、過去に苦労していたポイントを乗り越えた自分に気づき、自信がつく
- 効率的な学習計画
- 数字をベースに「今週はJavaScriptばかりだったからHTML/CSSを復習しよう」など計画しやすい
- メモで詳細を残していると、どこでつまずいたかを明確に振り返れる
- 将来の面接に備えて証拠を残せる
- 学習ログは未経験エンジニアのアピール材料になる
- 自分が頑張った記録が形に残ることで、モチベーションと自信がアップ
継続して学習するためには、自分がやってきたことを客観的に確認できる仕組みが大切だと感じます。Studyplusで時間を可視化し、iPhoneメモアプリで細かい内容を残すというスタイルは、思った以上に続けやすいです。特に私のように常にスマホを持ち歩いている人には相性抜群です。
いずれ転職活動で必要になったときに「こんなふうに勉強していました」とログを提示できるのは心強いと感じています。何より、自分の頑張りが数字や文字として積み重なっていく様子を見るのは楽しいですし、やる気も自然と出てきます。
もし学習継続や学習ログの取り方に悩んでいる方がいたら、ぜひ「Studyplus × iPhoneメモ」という組み合わせを試してみてください。学習を続ける道のりが、少しだけ明るく前向きになるかもしれません。