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海外製食洗機(ミーレ)を導入して。妻に反対された私が、今では一番感謝している設備の話

結論から書きます。家を建てるとき、思い切って海外製食洗機のミーレを入れました。そして今、これは「入れて本当によかった設備」の堂々の一位です。

そもそもの話をすると、賃貸に住んでいた頃、我が家には食洗機がありませんでした。というか、食洗機が付いている賃貸なんて、まず見かけませんよね。だから注文住宅で家を建てると決まったとき、「食洗機が付く」というだけで、もうそれだけでテンションが上がったんです。ない暮らしを長くやってきた人間からすると、あるだけでありがたい。

でも、食洗機の中にも序列があります。そして、その中でも最強なのが、この海外製の食洗機だと私は思っています。

正直に言うと、導入を決めたときは賭けでした。値段は日本製より明らかに高いし、妻には「本当に必要なの?」と真顔で言われました。決して安い買い物ではないので、ハンコを押す前は私もそれなりに迷いました。

でも今、毎日使ってみて、心の底から思います。あのとき思い切って正解だった、と。

今日はその海外製食洗機(ミーレ)について、なぜ選んだのか、何がそんなにいいのか、実際に使ってどう感じているのか、住んでみた人間の本音を正直に書いていきます。これから家を建てる人、キッチンの設備で迷っている人、「海外製食洗機ってどうなんだろう」と検索してここにたどり着いた人の参考になれば嬉しいです。

それでは、いきます。


目次

そもそも、なぜ海外製食洗機(ミーレ)を選んだのか

さっきも書いたとおり、我が家は賃貸時代に食洗機がありませんでした。つまり食洗機そのものが初体験だったんです。

毎晩シンクの前に立って、手で皿を洗っていました。これがあとで効いてくる話なんですが、ここではいったん置いておきます。

家を建てることが決まって、キッチンまわりの設備を考え始めたとき、「どうせ初めて食洗機を入れるなら、中途半端なものじゃなくて、一番いいやつにしたい」という気持ちが湧いてきました。これはもう完全に私のこだわりです。

そこで候補に挙がったのが、ドイツのメーカー、ミーレでした。食洗機の世界では「これがいい」とよく名前が出てくるブランドです。

ただ、ここで立ちはだかったのが妻でした。「本当に必要?」と。

妻からすれば当然の反応です。食洗機を使ったことがないので、そもそも食洗機のありがたみがまだ分からない。その上で「わざわざ高い海外製を選ぶ意味あるの?」と。

正直、その時点では私も明確に反論できる材料を持っていませんでした。だって私も食洗機未経験ですから。「なんとなく良さそう」以上のことは言えなかった。

家の打ち合わせって、決めることが本当に山ほどあります。間取り、外観、壁紙、床材、コンセントの位置……次から次へと判断を迫られて、後半になると判断力もだんだん鈍ってきます。そんな中で、妻が乗り気じゃない上に値段も張るとなれば、普通は「じゃあ日本製でいいか」と流れていくところだと思います。実際、何度か心が揺れました。

それでも私は、ここだけは引きませんでした。半ば押し切るような形で、ミーレの導入を決めました。今思えば、あのときの自分の謎の自信に感謝しています。


フロントオープンという形が、想像の何倍も使いやすい

実際に使い始めて、説明書きには載っていない「これがいいんだよ」と一番声を大にして言いたいのが、フロントオープン式であることです。

これは私自身が比較で痛感した話なので、少し丁寧に書きます。

日本のキッチンに標準で付いてくる食洗機って、たいてい深型のスライドオープンタイプなんですよね。引き出しみたいに手前に引き出して、上から食器を入れていくタイプです。これ、友人の家で実際に使っているところを見たことがあるんですが、上から入れていく構造ゆえに、ちょっと入れにくそうだったんです。

下のほうに入れたものは上のものをどかさないと取れないし、入れる順番も考えないといけない。本人も「正直、入れ方にコツがいるんだよね」とこぼしていました。なんというか、テトリスというかパズルというか、地味に頭を使う作業なんです。

その点、ミーレのフロントオープンは別物でした。前面のドアを手前に開けて、中のトレイを引き出す。勝手にスライドして出てくるわけじゃありませんが、トレイが3段に分かれているのが、とにかく便利なんです。

何が便利かというと、ただ上から放り込むだけじゃなくて、段ごと・仕切りごとに食器を振り分けて配置できること。お皿は下段、グラスやお椀は上段、カトラリーや細かいものは専用のトレイに、という具合に、置き場所を分けられます。だから無理に積み重ねなくていいし、細かいものがゴチャッとならない。この「振り分けて入れられる」感覚が、想像以上に快適でした。

食洗機って毎日、それも一日に何度も開け閉めするものですよね。だからこの使いやすさって、地味に見えてめちゃくちゃ効いてきます。スペックの数字には出てこないけど、毎日の快適さを一番左右しているのは、たぶんこの部分です。


洗浄力が、本当に別物だった

次に語りたいのが洗浄力です。これも、使ってみて明確に「違う」と分かりました。

理由はシンプルで、ミーレは水の温度を高くして洗えるんです。プログラムが何種類かあって、汚れに応じて45℃・55℃・60℃あたりを使い分けられる。そして頑固な油汚れやこびりつきには、「インテンシブ75℃」みたいな高温のプログラムも選べます。手洗いじゃ絶対に出せない熱さですよね。汚れに合わせて、必要なときはこの高温でガツンと洗ってくれる。だから油汚れの落ち方がまるで違うわけです。難しい仕組みは私もよく分かっていませんが、とにかく「ちゃんと熱いお湯で洗ってくれている」という体感です。

よく「食洗機に入れる前に、軽く予洗いした方がいいんでしょ?」って言われますよね。でも、私はこれを自分で確かめたくて、ちょっと実験しました。妻には内緒なんですが(笑)、わざと油汚れの強い食器を、すすがずにそのまま放り込んでみたんです。

たとえばこの前は、豚肉でポークチャップを作った日。あの甘辛い油でベタベタになった皿と、食洗機対応のフライパンを、予洗いせずにそのままミーレにぶち込んでみました。正直「さすがにこれは残るだろう」と思っていました。

結果、ちゃんとピカピカに落ちていました。 これにはちょっと感動しましたね。あの油が、予洗いなしで消える。

もちろん、大きな食べ残しだけは先に取ります。さすがにそれを入れたままはダメ。でも、油汚れを水でざっと流してから入れる、みたいな予洗いは、我が家ではほぼしなくなりました。「軽くすすいでから入れる」という一手間が、まるごと消えたんです。

地味に聞こえるかもしれませんが、これは本当に大きいです。食後って、ただでさえ動きたくないタイミングですよね。そこで「一個ずつすすいでから入れる」のと「そのまま放り込んでボタンを押す」のとでは、心理的な負担がまるで違う。前者は「まだ作業が残ってる」感覚ですが、後者は「もう終わった」感覚なんです。


ミーレが変えたのは「皿洗い」じゃなくて、夜の気持ちだった

ここからは少し、気持ちの話をさせてください。

さっき、賃貸時代に手で皿を洗っていたと書きました。あの頃の夜の流れって、今思うと本当に効率が悪かったんです。

1時間かけて夕食を作る。家族で食べるのは、せいぜい15分くらい。そして食べ終わった瞬間、また15分も20分も使って洗い物をする。作るのに1時間、食べるのは一瞬、片付けにまた20分。「なんだこの効率の悪さは」と、当時はよく思っていました。

しかもこの片付けが、一日の最後に必ず待っている。疲れて帰ってきて、ご飯を食べて、やっとホッとしたいその瞬間に、「あぁ、皿を洗わなきゃ」というため息が出る。あの感覚、分かる人には分かると思います。

それに、地味につらかったのが冬の水の冷たさです。お湯を使いすぎると光熱費がかさむので、妻に「お湯使いすぎ」と怒られる。だから寒い時期でも、ゴム手袋をはめて冷たい水で洗っていました。手をかじかませながら皿を洗う、あの感じ。本当に嫌でしたね。もう二度と、あの冷たい思いをしなくていい。そう思うだけで、ミーレを入れた価値があると感じています。

ミーレを導入してから、その食後のため息が、生活から完全に消えました。

今の夜の流れは、作って、10分か15分で食べ終わって、食器は全部ミーレにぶち込む。あとはボタンを押すだけ。それで終わりです。寝るまでの時間が、まるごと自由になりました。

しかも、ミーレは動作音がとても静かなんです。回している間も「あれ、動いてるんだっけ?」と思うくらいで、リビングでくつろいでいても、寝室にいても、ほとんど気になりません。だから、寝る前にスタートして、寝ている間に洗ってもらう、なんて使い方も平気でできます。朝起きたら、全部きれいになっている。これがまた地味に最高なんです。

それまでシンクの前で立っていた15分、20分が浮いたわけです。その時間で、妻とコーヒーを飲みながら今日あったことを話したり、ソファでぼーっとしたり。たった数十分かもしれません。でも、一日の終わりの数十分が「作業」から「自分の時間」に変わるのは、想像以上に効きます。一日の締めくくりの気分が、まるで違うんです。

妻も、今では完全にミーレ派です。あれだけ「本当に必要?」と言っていた人が、今では「これがない生活にはもう戻れない」と言っています。導入を押し切った甲斐がありました。


国産でも綺麗にはなる。でも、という話

公平に書いておきます。

別に、日本製の食洗機がダメだと言いたいわけではありません。最近は国産メーカーも「予洗い不要」をうたっていたり、フロントオープンタイプを出していたりして、高性能なものがどんどん増えています。普及型だってちゃんと綺麗になりますし、手洗いに比べたら天国です。実際、賃貸時代に手で洗っていた頃の自分を思えば、どんな食洗機でも「よくあの生活やってたな」と思うレベルです。

ただ、これはあくまで私が見聞きした範囲の話なんですが、深型のスライドタイプを使っている友人は、茶碗にこびりついたご飯がうっすら残っていたり、洗い上がりがちょっとぬるっとすることがあると言っていました。「たまに洗えてないのがあるんだよね」と。もちろん、これは機種や使い方にもよると思います。

その点、我が家のミーレでは、今のところそういう「あれ、これ洗えてないな」がほとんどありません。さっきのポークチャップの話じゃないですが、強気で放り込んでもちゃんと落ちている。この安心感が、毎日積み重なると意外と効いてきます。

正直に書く。ミーレにも注意点はある

ここまで褒めちぎってきましたが、フェアじゃないので、注意点もちゃんと書いておきます。これから検討する人は、ここを理解した上で選ぶのが一番だと思うので。

まず、乾燥は国産の食洗機とは考え方が違います。 国産の多くは熱風でガッツリ乾かしますが、ミーレは基本的に洗浄の余熱で乾かして、最後にドアが少し開いて湿気を逃がすタイプ。陶器やガラスはしっかり乾きますが、プラスチック容器なんかは水滴が残ることがあります。我が家はそこまで気にしていませんが、「カラッカラに乾いてないと嫌」という人は、最初に知っておいた方がいいポイントです。

次に、修理です。海外製なので、もし壊れたら部品の取り寄せや業者さんの手配で、国産より時間がかかる可能性はあるそうです。我が家は今のところ一度も壊れていないので実体験はないのですが、「壊れたらすぐ直してほしい」というタイプの人は、そこは少し覚悟しておいた方がいい。私はその点も理解した上で、それでも入れる価値があると判断しました。

そして、設置条件。ミーレはビルトインが前提で、200Vの電源が必要だったり、ドアを手前に開けるぶんのスペースが要ったり、キッチンの開口寸法に条件があったりします。我が家は新築で、設計の段階から組み込むことを前提にしていたので何も問題ありませんでしたが、リフォームや後付けで検討している人は、そもそも設置できるかどうかを最初に確認しておいた方が安心です。

最後に、やっぱり価格。ミーレは初期投資としてそれなりに大きい金額になります。我が家でもオプション扱いで予算に乗せました。安い買い物ではありません。

それでも、です。毎日使うもので、しかもキッチンに組み込む設備で、あとから簡単には替えられない。そして使ってみて思うのは、**ミーレは「皿を洗う機械」というより、「毎日の片付けをまるごと引き受けてくれる家事設備」**だということ。皿だけじゃなく、鍋もフライパンもまな板も、食後にまとめて放り込んでボタンを押すだけ。あの片付けの時間と手間が、ごっそり消える。だったら最初に納得のいくものを入れておいて損はない、というのが私の結論です。少なくとも我が家にとっては、絶対に入れてよかったものだと、自分の経験から言い切れます。


それでも、海外製食洗機を勧めたいか

勧めます。特に、毎日キッチンに立つ人、そして食洗機をまだ使ったことがない人にこそ勧めたいです。

食洗機未経験の人ほど、「本当に必要?」と感じると思います。賃貸時代の妻がそうだったように。でも、一度この生活を知ってしまうと、もう戻れません。

家づくりは、間取りや外観に目が行きがちです。でも、本当に毎日の幸福度を左右するのは、こういう「毎日触る設備」だったりします。フロントオープンの使いやすさも、予洗いいらずの洗浄力も、夜の時間が変わる感覚も、全部住んでみて初めて分かったことでした。

本当に、入れてよかった。我が家の一押しの逸品です。

私の選択が、誰かの参考になれば嬉しいです。

家づくり、楽しんでください。

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